違いは何?ソープとピンサロ

風俗上級者にとってはもはや常識と言えるソープとピンサロの違いですが、風俗初心者から見れば今ひとつわかりにくいかもしれません。一部では「ピンサロは風俗ではない」という情報も流れていますが、果たして本当なのでしょうか。風俗の業種ごとにサービス内容について具体的に見ていくとともに、それぞれのメリット、デメリットについて詳しく見ていきましょう。

歴史でわかる両者の違い

江戸時代の遊郭にその起源があるなど、情報が比較的多いソープに対し、ピンサロのほうは意外と周辺情報に乏しいかもしれません。

ピンサロはもともとピンクサロンの略であり、当時でいえばクラブの簡略版として発展してきたという経緯があります。ピンクサロンでも基本的に女性が全裸になって性的サービスを行いますが、ヘルスのように濃厚なサービスはなく、フェラチオや手コキのみでの射精となります。もちろん、ソープのような本番行為も許可されておらず、全体的なサービス時間もトータルで30分程度と、良く言えばカジュアルなのが特徴です。

また、ピンクサロンの場合、法律上個室にはできず、たいていはひとつづきになった広いフロアがいくつかのソファとパーテーションによって簡易に仕切られているだけ、というつくりになっています。

はっきりとした仕切りがありませんので、見ようと思えば他のお客さんのプレイが丸見えになってしまうかもしれませんが、店内は基本的に薄暗く、お店によっては女の子の顔さえもよく見えないところもありますので、集中力さえあれば他の人の目が気になって仕方ない、ということもないでしょう。

いちばんの違いはやはり、料金体系です。ピンクサロンもまたピンキリではありますが、ソープやヘルスのように「1回遊ぶだけで数万円」ということもなく、たいていは高くても1万円以内ですし、激安店になると3000円以下でしっかり満足できるところも最近では増えてきています。ただし、激安店ではどうしても性病のリスクが高まりますので、適正なコストというものをあらかじめ把握しておきましょう。

ピンクサロンが法律上、風俗店に分類されていないことは御存知でしょうか。現行の法律ではピンサロはあくまでも飲食店であり、そのため大量のおしぼりが用意されています。正式なルールではテーブルや休憩スペースも確保されていなくてはなりませんが、規制のほうも現在では曖昧になっており、「とりあえず個室でなければOK」という暗黙の了解になっているようです。

ソープとピンサロではそもそもの歴史的成り立ちが違うことをおわかりいただけたでしょうか。

ソープはある意味で治外法権

風俗業界にはさまざまな業種がありますが、中でもソープは法的にも特殊な位置づけになっているようです。そもそも、日本で売春行為が公然と許可されていた時期はなく、今も昔も売春行為が絶対的な法律違反であることに変わりはありません。

しかしながら、日本ではあえてソープという売春機関を温存し、風営法において特殊浴場として定義し、いろいろとややこしい例外規定をもうけることによってかろうじて「ブラックではない存在」として生かしておく道を選んだのです。

なぜ、ここまでの治外法権になってしまったのでしょうか。法律の解釈次第では、デリヘルでの本番行為を許可し、そのかわりに営業認可の基準をより厳しくする、という選択肢もないわけではなかったはずです。

それでも、日本はその道を選びませんでした。「特殊浴場」という、一般の感覚ではその概要がわかりにくい用語までつくりだし、そこだけをある意味において治外法権にすることによってかろうじて法律上の辻褄を合わせ、グレーゾーンにならないようにお膳立てをととのえているのです。

さてここで、「ソープが日本から消えたらどうなるか」ということを具体的にシミュレーションしてみましょう。現行の法律のままですべてのお店がなくなり、今後も半永久的に営業禁止になったとしたら、まず、日本という国から「お金を払って女の子とセックスできる場所」がなくなることになります。

しかし、だからといって男性が本来的に持つ性的欲求そのものが抑えられるわけではありません。むしろ、行き場を失った欲求は解消場所をもとめ、デリヘルなどの業種にその矛先がむけられることになるでしょう。

働く女性の人権など、いろいろと考えなくてはならないこともありますが、大局的に考えれば、本番行為が認められている風俗店は日本社会にとって、一種の必要悪と言えるのかもしれません。

風俗は全体的に苦境状態

男性の楽園である風俗業界にも、ここ数年は逆風が吹きはじめています。特に、これまで堅調だったピンサロやヘルスなどが軒並み不況のあおりを受けており、日本でも有数の歓楽街である新宿歌舞伎町でさえも今や新規出店が非常に困難になっているといわれています。

長引く風俗不況の主な要因としてはやはり、折からのデフレが挙げられます。働くことでもらえる賃金が少なくなれば当然、トータルの生活費も縮小しますので、風俗などの遊興費にまわせるお金も少なくなっていきます。風俗業界のほうもただ黙って手をこまねいているわけではなく、男性が喜ぶ激安サービスを充実させることによって何とか挽回をはかろうとしてきましたが、やはりデフレ路線にも限界があり、かなりの老舗でも撤退するケースが増えているようです。

男性のライフスタイルの変化もまた、風俗業界にネガティブな影響を与えています。草食男子、という流行語が一気に広まったように、日本の男性はどんどん性行動に関して消極的になっており、風俗店についても「わざわざ行かなくてもいい場所」という風に認識しているようです。少なくとも、「男は風俗に行ってはじめて一人前である」という価値観はもはや古びているでしょう。筆おろし、という古き良き文化も今ではなくなりつつあります。

VRの進歩も、風俗業界にとっては向かい風になっています。何しろ、VRひとつあれば自宅にいながらにして女の子とのリアルなセックスを疑似体験できるのですから、忙しい男性やもともと奥手な男性はVRだけで済ませてしまおう、と考えても不思議ではありません。

時代は刻々と変化していますが、風俗業界そのものが今後どこまで時代に合わせたアプローチを続けていけるかが正念場と言えます。

それでもソープが消えない理由

ソープはいわば、複雑な法律解釈の積み重ねによって生み出されたエアポケットのような存在です。実際に大阪や東京、埼玉の川口でも、風俗営業をしている店を摘発し、ソープ店は減少傾向にあります。

しかし、女性にとってはわかりにくいかもしれませんが、お金を払えば合法的に女の子とセックスができる風俗店はやはり男性にとって永遠の憧れであり、ひとつのロマンとも言えます。少なくとも男性側のロマンが消えないかぎり、日本からソープが消え去ることはないでしょう。

まとめ

風俗の業態ごとの違いについて詳しく見てきました。今月はちょっと予算がないな、という時にはお手軽なピンサロで、給料日の後はちょっと奮発してソープで、という風に、その時々の状況に合わせて選ぶことによって満足の行くサービスを受けることができるでしょう。